ローリングストックとは備蓄の新しい方法です。
その名の通りストック（備蓄）をローリング（回転）する ということ。
日常的に備蓄する事により、いざという時にすぐ対応が可能で
通常の非常食と大きく違うのは、普段食べているものを非常食にすることができる事です。
備蓄した食料を定期的に消費し、食べた分を補充していく事により
短い保存期間の食品でも非常食として食べることができます。

■ローリングストック3つのメリット

■備蓄品の量と選び方

▼備蓄量の目安
大きな災害が起きた際、電気・ガス・水道・通信・交通などのライフラインが復旧するには、
およそ3日間と言われています。非常食は最低3日分が必要とされており、
復旧や物資供給が3日以上かかる可能性を考えて余裕があれば「朝晩２食×4日分×家族の人数分」の備蓄しておくと安心です。

▼備蓄する食品もバランスを考える
主食・主菜・副菜をイメージして備蓄をしましょう。
選ぶポイントは、常温で保存ができ食べる際に手間がかからないモノ。
災害時は生活リズム含め食生活が乱れやすくなります。 通常時でも不足しやすい、たんぱく質・ビタミン・ミネラル・食物繊維などの
栄養素を摂るために主食・主菜・副菜のバランスを考えて備蓄するようにしましょう。

主食＝無洗米、レトルトご飯、アルファ米、乾麺、カップ麺、シリアル、餅など
主食は近年は種類が豊富で非常時でも美味しく食べられるものも多いです。

主菜＝缶詰・瓶詰、レトルト食品、乾物、フリーズドライ食品、即席みそ汁など
缶詰やレトルトもかなりの種類があり自分のお気に入りや合ったものを選ぶことができます。
災害時に持ち出しにお勧めしたいのが即席みそ汁です。
みそには、イライラなどを鎮める癒し効果があるメチオニン、興奮抑制、精神安定、血圧降下などの
働きにより安眠効果があるギャバというアミノ酸や、リラックス作用のある大豆ペプチド、神経鎮静、
集中力アップなどの効果があるといわれるビタミンB12など精神的な部分に効果的な栄養素が豊富に含まれているそうです。

日持ちする野菜＝じゃがいも、たまねぎなど
調理ができる状況であれば長期保存のできる野菜はかなりオススメです。
普段、手作りの食事をしている方であれば状況に応じ料理をするのも良いと思います。

菓子類＝チョコレート、ビスケット、ナッツ、飴など
かさばらず小分けされていて持ち出しやすいです。
またカロリーが取りやすく豆類はたんぱくを簡単にとる事ができます。